「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、、、」
俺は今、
全力で走っている

幼馴染の
早瀬 リンに告白するために。



帰りのホームルームが終わり、先生の手伝いを済ませ、リンのクラスの教室に行くと、リンの姿はもう無かった。

「やっぱ間に合わなかったか」

家が隣りで、帰り道も一緒なので
ほとんど、毎日一緒に帰ってるし、今日も一緒に帰ろうと思ってたんだ。

でも、


なんだろ、、、


「なんか、嫌な予感がする」


どうしてだろう...

あの時、
何故だか、急に、
もう、リンに会えなくなる気がしてきたんだ。

だから、
ずっと隠してた好きな気持ちを早く伝えなきゃと
リンを全力で追いかけていた。


、、、あぶねっ!

走ってた歩道に
突然
ネコが飛び出して来て歩道を横切り
車道に向かって走って行く

車が来てる!


助けなきゃ、、、っ


ッッッッッキュっキューーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!

急ブレーキの音が町中に鳴り響いた

ブレーキが間に合わず
俺は車に跳ね飛ばされ





        死んだ











松本 凪月 マツモト ナツキ
(享年 17歳)


どうしても
リンに気持ちを伝えたかったのに、、、

何でだよ、、、