振り返ると、あなたは

いつもの作業所の帰り道。

平安神宮の大きな鳥居が見える並木町を通って、いつものバスを待っている。

天真爛漫な結月のことを、
俺は可愛らしく思っていた。

結月の兄の代わりになれやしないが、
それでも何かを埋めてくれる存在でありたかった。