「どうしたの?そんな見つめて」
「いや、あの。鈴本くん、もしかして聞いてた?」
「ん?遥輝との別れ話のこと?」
「あっ、うん。そう……っていうかどこから聞いてたの?」
「『他に好きな人ができた』くらい?丁度前の授業の移動教室で忘れ物したからそれ取りに行ったら鉢合わせちゃってびっくりしたよ。まあ俺階段の上にいたから遥輝も気づいてないと思うけど」
あまりにサラリと言われて少し躊躇う。知り合いの別れ話に偶然居合わせるなんて気まずいと思うのに。
現に私は今気まずい。︎︎︎︎︎まさか知り合いにあんな場面見られてるなんて思ってもみなかったし、それに1人で泣いてるところは誰にも見られたくなかった。
だってどう考えても惨めでしょ、こんな姿。
「……大丈夫?」
黙り込んだ私を窺うように、そっと小さく問いかけてくる。
大丈夫じゃないけど、そんな素直には言えない、言いたくない。
「いや、あの。鈴本くん、もしかして聞いてた?」
「ん?遥輝との別れ話のこと?」
「あっ、うん。そう……っていうかどこから聞いてたの?」
「『他に好きな人ができた』くらい?丁度前の授業の移動教室で忘れ物したからそれ取りに行ったら鉢合わせちゃってびっくりしたよ。まあ俺階段の上にいたから遥輝も気づいてないと思うけど」
あまりにサラリと言われて少し躊躇う。知り合いの別れ話に偶然居合わせるなんて気まずいと思うのに。
現に私は今気まずい。︎︎︎︎︎まさか知り合いにあんな場面見られてるなんて思ってもみなかったし、それに1人で泣いてるところは誰にも見られたくなかった。
だってどう考えても惨めでしょ、こんな姿。
「……大丈夫?」
黙り込んだ私を窺うように、そっと小さく問いかけてくる。
大丈夫じゃないけど、そんな素直には言えない、言いたくない。



