「他のこと考える余裕もないくらい、俺のことでいっぱいになってよ」




もしかしたら私はもう、鈴本くんの策略にハマっているのかもしれないと。




ロック画面に撮ったばかりの空を設定しながら、頭の片隅でぼんやりと思った。