白の悪魔と黒の天使

…宣言通り、麗華は終始緊張しっぱなしで、右近の話が半分も耳に入ってこない。

…一杯だけのつもりが、何杯も飲んでしまい、最終的には、大分酔いが回っていた。

が。

麗華は酔ってるところは見せまいと、笑顔で右近と別れた。

1人になり、ホッとしたのか、一気に酔いが回り、近くのベンチに、座り込んでしまった。

「…飲み過ぎた」

そう呟くも、もう、意識は朦朧としている。

…誰かが声を掛けてくれるが、麗華は目の前の人物がよくわからない。でも、その人の声は、とても安心出来た。

フワフワと心地の良い揺れ。

その人が、酔った麗華を抱き上げると、タクシーに乗せ、連れ帰った。