「もりりーん、大ちゃんに青春とか似合わねぇっしょ」
「んぁー?青春に似合うも似合わねぇもねーんだよ、なぁ?」
「!」
なぜ、私に振る!?
フワリくんとお友達さんが、やいのやいの騒ぎながら横を通り過ぎていく。
途中、フワリくんがなぜかチラっとこっちを見て……
「……。」
「、…」
目が、合った……
「つーか高橋よー、青春は1人でするもんじゃねぇだろー」
フワリくんたちは、さっさと私たちの横を通り過ぎ、角の階段を上がって行った。
忘れ物でも、したのかな。
傘があること、思い出したとか?
でも待って、ここの校舎にいるってことは、同じ校舎を使ってる?
「おい聞いてんのかー?つーか顔赤ぇけど、なに、胸がいっぱいなの?」
「うー……うるさいっ!」
胸がいっぱいで、ドキドキが凄くて。
初めて合った目が、バチって音がするようで……
たったの数秒、……0.5秒くらい。
それだけで、胸が焼けるように熱くなる。
ドキドキ、ドキドキ……体が鳴る。
痛いくらいに、激しく。
この恋はもう、止まらないんだ……


