「でもね、その子、なんていうか、女子の中ではあんまり評判よくなくてねっ」
「…、」
「男子の前ですごいぶりっこで、女子にはどっちかというと嫌われてて…」
この間読んだ雑誌には、男は結局ぶりっこが好きって書いていた。
女子と男子の価値観は違うって、書いていた……
「アピールしてる女子がいるのは、ちょっとまずいね……」
「……いつ告白されてもおかしくないってことだもんね」
「、…」
同じチームじゃなくても、フワリくんのことが好きで普通に話せる女子がいる。
私とフワリくんは同じチームなのに、ただそれだけ。
他にはなんにもない。
全然、まったく……どう考えたって、フワリくんと私を繋ぐものはない。
学食にいたって話しかけられるような仲じゃないし、
フワリくんからしてみれば、私なんてなんとなくチームにいたような気がする…、くらいの存在。
勇気1つ出せば変わるのかもしれない現実を、変えていないのは私自身……
自分のせいって分かってる。
わかってるのに……何も出来ない。
そんな自分がもう、やだ……


