きゃー!きゃー!って。
うぎゃー!うぎゃー!って。
奇声と共に教室に飛び込んだ私たちを、すぐに取り囲むいつもの女子たち。
ヨッコと2人で興奮冷め止まぬうちにみんなに説明。
夢のような出来事を、大好きなみんなに身振り手振りで必死に伝えた。
「「「きゃーーーー!」」」
私たちの話を聞いた女子たちは、みんな顔を染めて大喜び。
まるで自分のことのように大興奮で、興奮しすぎて涙目になる子まででる始末。
いいじゃんいいじゃんって。
その調子だって。
みんながポジティブ全開で騒ぐ。
恋する乙女は単純だ。
昨日泣いたと思えば今日は笑って。
今日笑ったと思えば、その先は……
「ん?でも結局あの先輩は彼女だったの?違ったの?」
あずりん先輩のことを思いだした子たちが、首を傾げて私を見た。
「それは、…まだ、謎」
「そーなんだ」
「彼女じゃないといいけどねぇ」
「……うん」
彼女じゃないといい。
フワリくんの言葉1つに浮かれた心は、それを考えると瞬く間に沈んでいく。
私はなんだか、人一倍単純だ……。


