「さっちゃん、俺の恋、ずっと応援してくれてたの。」
「そう、だったんですか、…」
「うん。だからななちゃんのこと、紹介できてよかった。」
「、…」
そんなに嬉しそうな顔をされたら、もうなんでもいいやって、思えちゃう。
勘違いも遠回りも、全部、今の幸せに繋がってるなら、なんでもいいやって、許せちゃう。
誰とでも友達になれちゃうフワリくんはやっぱり素敵で、私の大好きなフワリくんに代わりはないから。
「他には、どんな思い出が、ありますか?」
「ん、?」
「山本先輩と仲良くなったり、さっちゃんと友達になったり、」
楽しかったっていうフワリくんの高校生活を、もっと知りたい。
「2年とき、学食の窓ガラス割って、校長室呼び出しくらった、とか。」
「……。」
「俺ら悪くねぇのに、瞬くん、超謝ってた、」
「、、、」
私の知らないフワリくんが、どんどん見えてくる。
今まであんなに見ていたはずなのに、知らないことばかりの、フワリくん。


