「お友達……幅、広いです、ね、」
「そ、かな?」
窓際の席に、フワリくんと隣同士で座った。
「友達の親と友達になれるって、すごい、…」
あずりん先輩とフワリくんは仲がいいから、その親と仲良くなるってことも、あるのかも……だけど。
やっぱりすごい……
「ちげーし。」
「え、?」
「あずさより、さっちゃんのが先に、友達だった。」
「……。」
え……
「1年の時からさっちゃんとは友達。そんときはあずさと俺、クラス違うし、存在すら知んねーし。」
「、…」
「いや、存在は知ってたか。さっちゃんが、俺と同じ学年に娘がいるって言ってたから。」
「、、…」
「で、2年のクラス替えで、あずさと同じクラスになって、『お前、さっちゃんの娘だろ。』ってのが、あずさとの最初の会話。」
フワリくんが、当時を懐かしむように笑ってる。
「あずりん先輩のお母さんが、学食で働いてるの、知らなかった、です、」
「隠してっから、あずさ、恥ずかしーつって。」
確かに……親が学校で働いてたら、恥ずかしくて隠したくなる、かも。


