「ななちゃんも、友達いっぱいで、楽しそーだから。」
「、…」
「2年なんて、あっちゅー間だ。」
「、、…」
いい思い出に、きっとなる。
フワリくんが卒業したあとの、2年間も。
振り返れば、大切な、かけがえのない思い出に、きっとなる。
だから私の『貴重な時間』は、まだまだ続く。
「腹減った。学食、行こ?」
「ハイ、」
あと何回、こうして一緒に校内を歩けるんだろう。
あと何回、制服姿のフワリくんを見られるんだろう。
いっぱい、目に焼き付けておこう。
見られなくなったとき、寂しくないように。
いつか、思い出を振り返るときのために。
たくさん、焼き付けておこう……


