ふんわり王子と甘い恋♡




なんとなく……本当になんとなく……


私を背中で抱えるように隠す、フワリくんの腕の、下。


手首が出ている辺りのシャツを、こっそり摘まんでみたら……




「、…」




すかさずぎゅっと……前を見た状態のまま、手が、握られた……


見えてないし……バレないと、思ったのに……




「あっちいけや。」

「えー」



ゲシゲシと、足は山本先輩を攻撃中。



「つーかなんで?お前、いつからそんなななちゃん好きなの?」

「ずっとだし。わかんだろ、見てりゃ。」

「いやわかんねーし!お前わかりづれーし!」



握られた手には、なんでか力が入っていて……少し痛い。


ムキになっている力が……そのまま手にまで伝わってくる。



「はい公衆の面前でイチャイチャすんの禁止ー!」

「……。」

「、…」



繋いでいた手を……思いっきり、あずりん先輩に引き離された。



「菊たちもイチャコラ禁止ー!つーかなに、あんらたいつからそういう関係!?」



向こうの席でイチャイチャしていたヨッコたちも、あずりん先輩によって阻止された。