囲まれて身動きが取れないのをいいことに、ペラペラ話し続ける女子たち。
もう……もう……!
フワリくんが困っちゃう!
「うん、だいじょーぶ、」
「、…」
フワリくんの優しい笑顔が、女子たちに向かう。
「俺のが絶対、好き、だし、」
「、…」
「気持ち悪い、くらい、」
ブホ!って……顔面に火が点く感じ。
もうほんと、フワリくんて……なんなのか。
「きゃー!本格的な相思相愛!」
「もー、私泣けてきた……」
「わかる……今までのこと思いだしたら、私も涙が……」
「良かったね、ほんと良かったねっ」
「、…」
見渡す中には、本当に泣きだした子までいる。
自分のことのように喜んでくれる友達がいて、私はどれほど幸せ者なのか、改めて気付かされた瞬間だった。


