「ちゃんと合同にしといたから」
「合同……?」
「3年2組と1年3組の合同打ち上げ。だって体育祭でせっかく同じチームになったのに、結局バーベキューも出来なくってさー。体育祭の打ち上げも兼ねた、『スーパー菊地ブラザースチーム、打ち上げ大会!』を、開催しましょー!って、さっき電話しといたの。あ、そちらのクラスの幹事さんにも話つけといたから大丈夫」
「、…」
うそ……ほんとに?
バーベキューの代わりに、今からみんなで打ち上げができるの?
「てことで私早急に行かなきゃなの。ほらもりりんも、もう職員室戻るよ!」
「え、俺校内の見回りに来たんだけど、」
「この2人もすぐ帰るから大丈夫!5分後には誰もいなくなってるから!さぁ安心して他の教室の見回りに行きなさい!」
グイグイ背中を押されて、もりりんはあずりん先輩と一緒に図書室を出た。
先生を追いやる女子生徒……すごい。
「、…」
「…、」
図書室は急に静かになったのに、廊下を歩く2人の騒がしい声が、まだ聞こえてくる。
可笑しそうに笑うフワリくんにつられて、私も笑う。
いつまでだってここでこうしていたいけど……打ち上げに行かなきゃなって……真面目に考えていたら。
「、…」
フワリくんの右手が、……私のほっぺに、触れた。
「ななちゃん、……かわいー、」
「、…」
恥ずかしくって、視線を下げる……
「下、向かないで。」
「、…」
「こっち、見て。」
や、……無理無理無理無理!
絶対、無理!


