「高校生だって本気で恋愛することは、俺も身に覚えあるしな」
「、…」
「きっと俺はよ、何年かしたらお前らと友達にだってなれるような歳の差だから、そんときは酒でも飲み交わしながら言うんだろうよ。あんときの大ちゃんと高橋は純愛だったなーってさ。そんときにちょっと大人になったお前らが、愛を貫いてるのを期待して待っとくわ」
想像してみた。
もりりんが言う、数年後の私たち。
20歳を超えて、少しだけ大人になって……
そのときにまだ、隣にフワリくんがいて……
友達になったもりりんと、今日の日のことを笑いながら話してる。
そんな日が本当に来るといいなって、想像したら、やっぱり少しだけ涙が滲んだ……
「よし、じゃあ私幹事だし先に打ち上げ行くから。あんたらもイチャイチャしてないでちゃんと来んだよ」
打ち上げ……
あ、れ?
「一緒じゃ、ない、ですよね?」
「ん?」
クラスごとの打ち上げだから、別々に打ち上げ、の、はず。
「なに言ってんの。さっき私、いいこと思いついたって電話しに行ったでしょ」
「え、」
あれって、電話をするフリじゃなくて、本当にしてたの?


