ふにゃふにゃな顔でフワリくんが私を見るから、私も勝手にふにゃふにゃになる。
どうしよう……夢みたいな心地から、抜け出せない。
「え、待って。なに、大ちゃんと高橋、まさか……」
「雰囲気だ。雰囲気で察しよーぜ、もりりん」
あずりん先輩の声に、もりりんは察しようと私たちをガン見する。
笑い終えたフワリくんが、笑い涙を目に溜めたままあずりん先輩を見上げた。
「そうだ、あずさ、話って、なに。」
「……は?」
「は?じゃねぇよ。電話終わったら、話あるって、言ってた。」
「はあ!?」
もしかして……フワリくんはここに呼び出された理由、まだわかってない?
「あー、はいはい話ね。うんうん、そんなこと言ったっけね」
「言ってたっけねって、」
「すぐるくんてほんとバカ」
「……。」
私のことをバカにして笑っていたフワリくんが、今度はあずりん先輩にバカにされて、唇がムっとなっている。


