お互いが紡ぐ言葉たちが……きっと今、お互いを嬉しくさせている。
伝えることから逃げたせいで届かなかった気持ちが、今になってたくさん届く。
こんな幸せに、いつまでも浸っていたい……
のに。
後ろにあるドアが思いっきり開いて、ガン!って、後頭部に直撃。
「、イタ、、、…」
今日3度目の負傷のあと、聞こえてきたのは。
「は?なにしてんだお前ら」
図書室の中を覗く、担任の声。
ドアの下に座る私たちを、もりりんが眉間を寄せながら見てくる。
「あ、おいこらもりりん!なに勝手に入ってんだよ!」
その後ろから、あずりん先輩まで現れて……
「もりりん、開け方、勢い良すぎ。」
「今図書室立ち入り禁止なんだけど!」
「お前らなんでこんなとこにいんだよ」
「、…」
会話が……誰も、噛み合ってない。
「なんでって、もりりんに、関係ねぇし。」
「え、なに、もしかしてもう話し終わった?」
「ドアのすぐ前に座ってるほうが悪いだろーが」
「、…」
みんながみんなの質問に答えるから……また、噛み合ってない。


