「……ななちゃん、」
「、、…」
「ほんとに、……俺、?」
「、…」
右手を強く握られたまま、何度も何度も確認してくるのは……不安だから。
私だって確認したい。
本当に私のことを、好きなのか……
同じ気持ちって、ことなのか……
お互いの不安が分かるから、握られている手をぎゅっと握り返した。
「、……ほんと、デス、……ほんとにほんとにほんとに、……大好き、で、……でも、愛原さんが彼女だと、思って、て…」
「……、」
「いっぱい、……何度も、……何回も、泣きまし、た、……」
泣きましたっていう今だって、私の顔は泣き顔……
ドキドキするし、震えるし、恥ずかしいけど。
言葉にしなきゃ、なにも伝わらないから。
泣いたことも嬉しかったことも、好きって気持ちも。
今はもう、全部をちゃんと、言葉にして届けたい……
「……そ、っか、」
「ハイ、」
「そっか、」
「、、ハイ、」
「そー、か、」
「ハイ、、」
やっと……想いが届いた、顔をしてくれている。
やっと、私の気持ちが、伝わったんだ……
恥ずかしくて、ドキドキして、繋がれてる右手が熱くて……
ずーっと、ふわふわ宙を浮いてるみたいな、感覚。


