ふんわり王子と甘い恋♡




大きな声で、なんて……無理だけど……


きっと聞こえたはずだから……



顔を上げて、見たら……





「……。」

「、…」



フワリくんが……動かない。



「あの、」

「……別れた、から、」

「、…」

「寂しい、の……?」



なにかまた、大きな誤解が生まれてる。


私もだけど、この人も誤解を生む天才なんだ……。



「違います、……全部、違います、!」

「…、」



フワリくんの中に、出来上がっているストーリー。


それを信じ切っているこの人に、どうやって言えば伝わるのか……




「オオハラ、…先輩、」

「うん、?」

「座って、話しません、か、…」

「…、」



時間がかかりそうな気がして、フワリくんが誤解したまま逃げてしまわないように、座って話すことを提案した。


だけど私の話に未だ不安がっているフワリくんは、すぐには座ってくれない。