「ごめん、しつこいって思ってるだろうけど……ほんと好きで、……どーしよもねぇの、」
「、…」
涙は頬を伝ったのを最後に、本当に全然零れない。
「ケンカでも、したんでしょ?俺、その話聞くのとか、ほんと無理。聞いてほしんなら、他の……ヤマ、……は危険か。雄介、……は頼りになんねぇか。……菊、とかなら、真面目に聞いてくれっかも、」
「、…」
「あ、でも弟との話、兄ちゃんにはしづらいか。」
「、、…」
なんの話をしているのか……全然、わからない、けど。
フワリくんが私のことを、好きって言ったような気がする、のは……
なに……?
好きって……言った、、?
「あ、の、……」
離した手首を……もう1度掴んだ。
今にも開けてしまいそうなドアを、開けさせないように。
最後までちゃんと、話せるように。
「ななちゃん、、」
「話、を……」
「…、」
聞いて下さいって、何度も何度も思うのに。
フワリくんが言った言葉が、また、私の言葉を不自由にする。
だってフワリくん……今、なんて言った……?


