「……なんの、」
「、…」
「ハナシ、…」
「……、」
『なんの話?』って、フワリくんの目が……じっと私を見ている。
「愛、原、さん……の、」
「…、」
「ハナシ、……デス、」
「……。」
「、…」
なんとなく……
なんとなく徐々に広がる、この変な空気はなんだろう……。
「愛原さん、…」
「、…」
「が?」
「、、…」
愛原さんがなに?って、……目の奥が、私に尋ねる。
「付き合って、……」
「愛原さん、誰かと付き合ってんの、?」
「、、……」
今度は目を見開いて、私に尋ねる。
空気を余計に、おかしくして……
「、…」
もしかして、彼女じゃ、ない、…?
「大原、……先輩、が、」
「……、」
「愛原さんと、付き合ってるんじゃ、」
恐る恐る尋ねて、恐る恐る顔を上げたら。
「付き合って、ない、けど、」
「…、、」
信じがたい返事が、返ってきた。
「ちがう、ん、……デス、カ、」
自分の目で見て来たものが……真実だって、思ってた、のに。
くつがえされるこの瞬間に……もう声が、裏返る勢い。


