ふんわり王子と甘い恋♡




なにも伝えずに、フワリくんの言葉に悲しんでいた、さっきまでの自分。


一言でも、伝えるための言葉を出さなかったのは、私自身。


聞いてくださいって言えば……フワリくんは絶対、聞いてくれたのに……




「でも、……しつこい、って……思われて、」

「しつこくてもいい。つーかしつこいって思われるほど、あいつになにも伝えてないでしょ!」

「……、……ッ…、、」



なにも……伝えてない、けど。


気持ちは、バレバレ……だから。



「だからね、言葉だよ、言葉」

「、…」

「しつこいって思われるのが怖いなら、『しつこくてごめんなさい。でもこれが最後だから聞いてください』って言えばいいの」


「そ、んな……スラスラ、言葉、でな、」


「スラスラなんかじゃなくていい!しどろもどろでも、考えながらでも、片言でもなんでもいい、言葉を紡ぐの。どんなに時間がかかっても、上手く言えなくても、あいつは待ってくれるから。聞いてくださいって言われたら、自分がちゃんと理解するまで最後まで聞いてくれっから!」


「、……」