「、……、、ッ、…」
上手く吸いこめない息に……目の前が歪む。
ボロボロになった視界の中は、……もう、なにも見せてはくれない。
このまま……もしかしたらこのまま、酸欠で死んじゃうのかもって……
息がいつもみたいに出来なくて……頭に酸素が回らなくて……
クラクラって……歪んできて……
もうダメかもって……本気でそう思った、とき。
「お嬢さん」
隣に立ったのは……いつもいつも、私の心を掴んで離さない、もう1人の、先輩。
「お姉さんと、ちょっとお話しましょうか」
「、、…ッ……」
真っ直ぐ前を見たままのあずりん先輩の声が、私に届く。
肩に回ったあずりん先輩の腕が……グッと私を引き寄せた。
「このまま2人で抜けよーぜ」


