「だから男はバカだっつってんだよ。なに本人に聞いちゃってんの。しかもなに信じてんの。あんたどんだけ素直だっちゅー話しになんじゃんそれ」
「、…」
「直接聞いて『はいそうです、私演技してました』って認める女がどこにいんだよ。聞かなくても見抜ける男になれってんだよ、わかってねぇーな!」
「…、」
その言い方じゃ……まるで、私が嘘をついているみたい。
「見抜、ける……オトコ、」
「なんで男ってこうもバカなの!大体さ、見ててなんでわかんないかな!」
「え、……ななちゃん、演技、」
「してるわけねーじゃん、こんなオドオドモジモジイジイジの高校1年生の純情女子が、どこぞの女優もびっくりな演技派なわけねーじゃん!」
「……。」
「、…」
純情……女子……。
「ななちゃん、純情、」
「聞くな、本人に聞くな。自分で見抜ける力をつけろ!つーか普通本人に聞かなくない!?聞いたところでその答えを信じるとかアンタどんだけ素直男子よ!」
「……。」
「ていうか純情女子と素直男子の組み合わせってなに。そんな奇跡みたいな組み合わせが存在するの!?すべての演技派女たちはこの2人を見習え!」


