パキンパキンって……まだ、鳴ってる、……
これってもしかして、怪談でよく聞くラップ音…?
怖い怖い怖い怖い、、、
「ななちゃん、大丈夫だって、」
「ダ、、ダイジョウブジャ、ナイ、!」
「、…」
聞こえる音の中、しがみついて目をギュッと瞑ったまま。
早く早くって……先生を待つ。
早く……もりりんでも林先生でも誰でもいいから……
早く、……
「…、、、」
音が……変わった。
壁を叩くような……低い音……
怖い、……
怖、すぎる……
「、…」
あ……
床の上で繋がれていた手を……フワリくんが動かした。
離されるのかなって思った手は、胡坐をかく、フワリくんの脚の上に移動した。
握られているその手を……もういっこのフワリくんの手が、包む。
フワリくんの脚の上で……フワリくんの両手に握られている、私の右手。
「ヤマはね、」
「、…」
「小学生の妹、ユマちゃんつーの。ヤマ、すげー優しい兄ちゃんで、」
「……」
なんの……話?


