「、……大丈夫?びっくりした、でしょ、」
「、、……ッ、…」
スマホの光が……近づいてくる。
「よかった、俺、たまたまスマホ手に持ってて、」
「、…ッ……」
座り込んだまま俯いたら……涙が余計ぽろぽろ零れる。
「急に電気消えて、」
「、…ッ……」
「上、ななちゃん1人じゃん、って……焦って、」
頭に、……フワリくんの大きな手が、乗った。
「もう大丈夫だから、」
「、…」
「……俺、いるし、」
「…ッ……、」
何度も何度も、大丈夫だよって、頭を撫でてくれる。
だから余計に、いっぱい泣けてくる……
「雨、すごいみたいで、……多分、停電、」
「、、…ッ、」
頼りないスマホの光は、本当に頼りないけど。
小さくても、光があれば、……ちゃんと見える。
「……真っ暗、デ……ナンニモ、見えなくて……19時、スギテル、シ、」
「うん、」
「、……コワ、クテ、、……」
ポタポタと、涙がまだ止まらない。
頭に置いていた手が……頼りない光の中、私の右手をぎゅっと握った。
「大丈夫、一緒にいるから、」
「、…」
本当に怖くて……ドキドキを感じられないくらいに怖くて。
「オバ、ケ……デル、」
「出ても俺いるし、」
「、……ッ、…」
「心配すんな。」


