「やだやだやだやだやだ、、」
せめてスマホがあればって、鞄を求めて手探りで進むけど……
「、、っ、イタイ、」
なにかに躓いて、思いっきり転倒。
鞄がどこにあるのかも全然わからないし、擦り剥いた膝が痛い……
……19時、もう過ぎてるんじゃ。
「、、…」
19時までに学校を出なきゃいけないって、もりりん言ってたのに。
先生がなにかを見たのって、5階の、この階なのに……
「、、、…」
誰の声も、誰の気配も感じない。
もしかして、5階にいるの、本当に私だけなんじゃ、…
そもそも、どうして電気が消えたの?
学校の中に、人、いる?
もしかして私だけ?
このままずっと点かなかったら、…
「、、…ッ…」
こんな時に思い出すのは、さっき見た心霊写真のDVD。
そして今いるのは、ホラーマニアの男の部屋。
もう……やだ。
「、、、…」
怖くて涙が滲む。
座り込んで目をギュッと瞑ったら……涙がポタポタ零れてくる。
怖いよ……
朝までこのままだったら、どうしよう……


