気まずさは……私だけが感じているのか。
それとも、フワリくんもなにかを感じているのか……わからない。
どうしよう。なんでこんなことになるんだろう……
2人だけなのに、話さないのはおかしい、から。
「妹、……2人いるん、デスネ……山本先輩、」
「……。」
「…、」
チラっと見た、フワリくんの鉛筆の動きが、ピタっと止まった。
話し、かけないほうがよかった?
迷惑、だった……?
「も1人の、妹、……小学生、」
「、…」
「……。」
「、、、」
会話が……続かない。
なにを話せばいいのか、もうわからない。
なにを言ったって、彼女のいるフワリくんには迷惑な気がして。
うるさく思われる気がして……
「ちょっと、…」
「……」
「……美術室、行ってくる、……筆、取りに、」
「、…」
やっぱり……避けられてる。
「、ワカリ、マシタ……」
私だって避けてるくせに……避けられるのは、やっぱりキツイ。


