「桑野ー、クモの巣ってこの糸で作んの?」
「そうです、教室の上とか端とか、いたるところにお願いします。あ、大ちゃんさん、この紙にめちゃめちゃ怖い絵描いといてください。額に入れて飾るんで。雄介先輩はこの部屋で使う音源の編集してきてください。使う音源順番通りこの紙に書いてるんで、この通りにお願いします。きくりんと俺は100均とか業者回って足りないもの買ってきます。一応ドライアイスも業者に頼んでみようと思うんで、値段交渉次第で帰りは遅くなるからそのまま直帰しますね」
「おー、がんばれよ、値段交渉」
「はい、じゃあ行って来ます」
きくりんと桑野が、鞄を持って教室を出て行った。
何度も何度も思うけど……桑野、ほんとにすごい。
「じゃあ俺もパソコン室行って音源作ってくるかなー」
雄介先輩も、鞄と紙を持って教室を出て行った。
「はー?鞄持ってったってことは、雄介もう戻ってこないつもりかよ」
「……マジ、か。」
「、…」
残されたのは……私と山本先輩と、フワリくん。
雄介先輩への文句を最後に、山本先輩は黙々とクモの巣を作り始めた。
フワリくんも、黙々と絵を描いていく。
私は、大きな鏡に血しぶきを噴きかける。


