……グループ。
フワリくんと同じじゃないと、一緒に仕事とか出来ない感じかも。
でもフワリくん、愛原さんと同じグループになるのかな。
どうしよう……。
一緒のグループになって下さい、なんて言えないし。
どうしよう……
「菊ー、俺らんとこ決まったー」
早々と、山本先輩が声をあげた。
でも待って。
山本先輩が決まったってことは……そのグループの中に、絶対フワリくんがいる。
うそ……決まっちゃったの?
「名前言ってってー」
「俺と雄介と大ちゃんと、ななちゃんとヨッコちゃんとー、あときくりんと桑野。菊はリーダーだけど、入れるんなら入れといてー」
「おっけー」
「、…」
勝手に。
なんの努力もなしに……勝手に同じグループに、なれた。
山本先輩……神。
「俺ってば、気が利くでしょ?」
「、…ぇ、?」
隣の席で、ニタニタと笑っている山本先輩。
え…っと、……その意味って、もしかして。
「同じグループにしてあげたから、今度ツインテールよろしく」
「、…」
やっぱり、バレてる!?


