ふんわり王子と甘い恋♡




「あ、の、」



聞きたいことがありすぎて、どれから聞けばいいのかわからない。


春田先輩のことなのか。


あずりん先輩のことなのか。


それとも、……どうしてずっと、手を繋いでいるの?ってことなのか。


どれを先に聞くべき、なんだろう……



「あの、」

「いや、ななちゃん、悪くねぇし。」

「……。」



天然……なんだろうか。


未だにそれを言い続けるこの人は、真剣に私は悪くないと主張している。


そんなフワリくんが足を止めたのは、体育館と外が繋がる開きっぱなしのドアの前だった。



「楽しかった?体育祭、」



夕焼けに、フワリくんの横顔が重なっている。



「、…ハイ」

「そっか、」



笑ってくれるその顔に、やっぱり好きが溢れ出す……