「高橋?」
「、…」
「大丈夫だった?あんな急に走らされて、よく最後までついていけたね」
「、ごめんなさ、い」
「ん?」
「…、バーベーキュー……」
声はもう、震えていたかもしれない。
絞り出した声がどんな風に聞こえているのか、自分じゃわからない……
「なに謝ってんの。誰もそんなこと気にしてないから」
「でも、」
「でもじゃない」
さっきのフワリくんみたいに、言葉はバッサリと遮られた。
「ほら。あいつらもうみんな、最後の部活対抗リレーで盛り上がってる」
「…、」
「バカだからさ、みんな細かいことは気にしないやつらなの」
テントの中のみんなは、部活対抗リレーを見て大盛り上がり。
悲しそうな顔の生徒は、誰もいない……
「つーかななちゃん、なんも悪くねぇし。俺が勝手に、あずさに一言にしたから、」
「そうそう、こいつがあんなこと言ったからこうなったの。高橋はなんっにも悪くない。つーかまじで全部すぐるのせいだし!」
「そう、ななちゃん、悪くない。」
「そう、高橋悪くない。すぐるが悪い!」
「うん、俺が悪い。ななちゃんじゃない。」
「うん、お前が悪い。高橋じゃない。絶対、100%すぐるが悪い!」
頑張った人には怒らないはずのあずりん先輩が、私をかばうためか、フワリくんを責めている。
けど。


