「おかえりー!」
「……。」
「、…」
フワリくんの背中が止まったのは、テントの後ろ。
待ってましたとばかりに仁王立ちで立つ、あずりん先輩がいた。
「……ごめ、ん。」
「なにが」
「ミス、……った。」
失格になったことを謝るフワリくんの前で、仁王立ちのあずりん先輩がじっとフワリくんを見てる。
怒っているのか、責めているのか、私には判断ができない表情で、本当にじっと、フワリくんを見てる。
「……わーってる、よ。」
「わかってんなら、余計なこと言うな」
「……でも、」
「でもじゃない」
「だって、」
「だってじゃない」
「……。」
「、…」
私には判断できないあずりん先輩の考えも、表情を見るだけで、フワリくんにはわかるんだって。
2人だけの会話に着いていけなくて、また、顔を上げられなくなった……


