ふんわり王子と甘い恋♡




「あずさ、は……怒んない、よ。」

「、ぇ…?」

「あいつは、頑張った人には、怒んねぇ、から。」

「、…」



神様は残酷だ。


あずりん先輩のことを、ちゃんと理解してるって……


怖い人って思われがちなあずりん先輩の、本当の優しさをちゃんとわかってるって……


私の前で、それを見せつける。


もうほんと、泣きそう……



「ごめん、……バーベキュー、したかった、よね、」

「、…」

「俺、……なんか、ななちゃんに……嫌な思い、させてばっか、」



また……なにかがすれ違う。


私が泣きそうな理由は、そんなことじゃないのに……



「ごめん、……も、そんな顔、しない、で……」

「、…」

「耐えらんねぇ、から…」

「…、」

「俺、どしても、……ヤマみたいに……笑わせられなくて、…」



今泣いたら、きっとフワリくんは余計に誤解する。


なのにもう、本気で泣きそうで、苦しい……


私の届かない想いと、フワリくんの伝わる想いに挟まれて……


声も出ないし、顔も上げられない。


唇を噛んで、泣くのを堪えるしか、出来ない……


私はただ、フワリくんが……


大原先輩が好きすぎるから、いつもいつも、泣きそうになるだけなのに……