重たい足を引きずってテントに戻ったら、さっきと同じ最前列に、あずりん先輩が座っていた。
フワリくんは……あずりん先輩から遠い、さっきとは違う、後ろのほうに座ってる。
「あ、おかえりー。フットサルどうだった?」
「全然、ダメでした、」
「そっかー、綱引きもダメだった」
怖い……
離れて座る2人が意味するものは、なに……?
私たちが戻ってきたのに、すぐに前を向いてしまったあずりん先輩に、胸の中がドクドクと騒ぐ……
フワリくんは後ろの席で、前のイスに足を乗せて座っていた。
後ろからは、全然、フワリくんの声は聞こえてこない。
近くにいる雄介先輩や山本先輩の声は聞こえるのに、フワリくんの声は全然……
「フットサル、負けちゃったんだってー?」
「、…」
いつの間にか、私たちの後ろの列に、山本先輩がいて……
私の隣の背もたれに腕をついた山本先輩が、後ろから声を掛けてきた。
「負けちゃい、ました、」
笑えてるのか、わかんないけど……笑うしかない。
「まじかー。綱引きも負けちゃってさー」
「、あずりん先輩に、聞きました、」
「あ、そう?」
あずりん先輩が、会話に入ってこない。
聞こえてない?
でもヨッコとスー先輩も話してるのに……それにも参加してないし。
そんなあずりん先輩は、おかしすぎる……
絶対、いつもと違う……
やっぱりフワリくん……告白、したんだ。


