「私もさぁ、実は別れたんだよね~」
「え、」
フワリくんの気持ちに気づいている、は、考えすぎだったみたい。
でも、別れたって……
「前に言ってた、彼氏さん、ですか…?」
「うん。この間、別れちゃった」
「なん、で、」
「なんでだろうねぇ……なんか違うなぁって思ったのかも」
「スー先輩から、言ったんですか?」
「んー……まぁ、最終的にはお互い思ってたみたいだけどね」
テントの中、俯いていた顔はいつの間にか上がってた。
顔をしっかり上げて、ヨッコと2人でスー先輩の話を聞く体勢をとる。
「私ね、8個上のお姉ちゃんがいるんだけど、やっぱり違うんだよね。彼氏との関係っていうか、付き合い方っていうか」
「違う……?」
「大人の恋愛っていうのかなぁ?高校生の……私の恋愛がね、なんかおままごとみたいに見える、っていうか……お姉ちゃんを見てるせいか、私も大人の恋愛を求めるようになっちゃって」
「、…」
「お姉ちゃんがよく言うの。若いうちはいっぱい恋しといたほうがいいよーって。なにも知らないまま大人になったら、もっといっぱい恋しとけばよかったーって、後悔するよって」
「後悔…」


