「ぇ、と……」
「えっえっ、なに、大ちゃんのカノジョ!?」
「うっそ、できたの!?」
「ちっ、がう!……け、ど。」
違うけど……けど、なに!?
「なに、マジでカノジョ、」
「ちげぇって、……おま、えら……も、彼氏んとこ、行け、!」
「……」
彼氏……いるんだ。
「本当にカノジョじゃないの?」
「大ちゃんにカノジョできたとかお兄ちゃん言ってないし、違うんじゃん?」
「……」
お兄ちゃん……?
「マッキーだって聞いてないでしょ?」
「聞いてなーい」
「よかったー。大ちゃん、カノジョなんか作っちゃダメだよー」
「……うる、さい。」
「あはは、春子は大ちゃん大好きだもんねー」
「も、いいから、……あっち、行けって。」
「えー、なんでー?カノジョじゃないなら別によくない?」
「そうだよー」
「……も、行くよ、ななちゃん。」
「、…」
私の手首を掴んだまま立ち上がったフワリくんは、私を連れて3人から逃げるように廊下へ出た。


