「あぁもう、ほんっと空気読めないやつばっか!」

「なに、なんでお前そんなキレてんの」

「キレてんのはいつものことだろ」

「あれ、どうしたのみんな集まって」



次から次へと……今度は菊地先輩が、階段の上から下りて来た。


広い校舎のはずなのに、集まる時は自然と集まるのは何故だろう…。



なぜか3年生の集団に囲まれた私は、もの凄く、居辛い状況になっている。


多分もう、あずりん先輩の話しを聞ける状況では、ない……。



教室に戻りたいけど、フワリくん、戻って来るって言ってたし。


どうしよう……



「俺今から学食行ってなんか食うけど、行く人ー?」

「行く。腹減った」

「俺もー!」



この人たち……。


雄介先輩と山本先輩、旗、描かなくていいんですか……。