ふんわり王子と甘い恋♡




「なに、もしかしてこれって雑用係でもなんでもなくてただのデート?サボり?抜け駆け?え、私邪魔者?でもねすぐるくん、申し訳ないけど高橋は私のなの。欲しけりゃ私から奪いなさいよまじで」


「……あ、ずさっ」


「私の可愛い後輩ちゃんをね、私は世界一幸せにしてあげたいの。だからなまっちょろい男になんてやるわけにはいかないのよ。それでも欲しいならどうぞ私から奪っ、」


「…、!」



グイッと手を引っ張られて、あずりん先輩の腕から離された。


私の手を引っ張ったのは、フワリくん。



手首が……フワリくんに掴まれて……熱い。



「も、行くよななちゃん」



重い本を片手で上手く持つフワリくんは、私を引っ張り歩きだす。



けど……



逆の腕を、今度はあずりん先輩に掴まれて……足は、止まらざるを得ない。


なんか……端から見たら、私の取り合いをしている2人なんですけど……。