ふんわり王子と甘い恋♡




私がちゃんと着いて来ているか、時々後ろをチラッと見てくれる。


なんでだろう、フワリくんの後ろ姿を見ていると、急に涙が出そうになった。


一緒に歩けることが、


名前を呼ばれたことが、


本を持ってくれる優しさが、


後ろを気にしてくれる優しさが、



泣けてくる。泣かないけど……




「……優しいね。」



今まさに私が考えていたことを、フワリくんが口にした。


フワリくんは優しいって、心を読まれたのかと思った……



「え、と……」

「……あずさなら、ぜってぇ本、全部俺に持たすもん」

「そう、なんですか?」

「この前も、裏庭に棒取りに行ったとき、持たされた。」

「え……」



それは私が目撃した、あずりん先輩を女の子扱いしてた時……?