「……うし。次こそ。」
もう1度セットし直したコピー機から、見事に成功した用紙が出てきた。
その間に私は次の本を開き、少しでも役に立とうとスタンバイして待っている。
だって雑用係は私なのに、コピーをしてくれているのはフワリくんで……
本を沢山持ってくれたのだってフワリくんのほう。
このままじゃ、私がいる意味がないような気がして……
使えない雑用係って、思われたくない。
本、必要なとこ、全部開いておいたほうがいいかも。
それとも、私がコピーするから教室に戻って絵の続き描いてくださいって、言ったほうがいい?
だって旗係、遅れてるって言ってたし……
「なな、ちゃん?」
「、…」
名前は、間近で呼ばれると想像以上に心臓に悪い。
私の心臓……壊れる……。
ねぇフワリくん、
どうして名前、知ってるんですか……


