「どうだったー?」
「すごい……細かくて」
「だよねぇ。あれ絶対間に合わないよ」
「間に合わなかったらきっとうちらも手伝わされるんだろうなぁ」
是非、手伝いたい。
でもあんな細かい絵、手伝ったって足手まといになっちゃいそう。
乙女心は複雑だ。
好きな人の手伝いがしたい。
でも迷惑はかけたくないし、足手まといになったらヘコむ……
目が合ったら嬉しいのに、恥ずかしくて逸らしちゃう。
話しができたら嬉しいのに、緊張して言葉が出ない……
傍にいたいのに、爆発しちゃいそうで逃げてきちゃう。
乙女心は、ほんと複雑……
「さ、ミサンガミサンガー」
戻ってきたあずりん先輩が、さっきフワリくんが座っていた私の隣に座った。
「やっと真面目にやるのね?」
「なによそれ。私はいつだって大真面目だけど?」
「ふふっ、」
「あ、高橋なに今の笑い!どこが真面目だってバカにした!」
「し、してま、せん!」
「あはは、超どもってる」
「なになにー、楽しそうー」
最後に戻ってきたヨッコは、ニコニコ笑ってスー先輩の隣に座った。


