「まぁやる気があんならなんだっていいや。つーか1年!つーか雄介!すぐるが珍しくやる気出してんだから、文句言わず着いていきなさい!こうなったらなにがなんでも1位とってよ!」
まるでリーダーのように旗係に言い放った言葉に、1年男子が一斉に怯えた。
「ま、すぐるも張り切ってるみたいだし、その細かすぎる旗、ちゃんと完成したら1位は確実ってとこじゃない?ふふん!」
「なんであずさがそんな偉そうなのー?」
私の前に座ってミサンガを作っているスー先輩が、笑いながら参加した。
「ほんとほんと。お前そんな元気有り余ってんならリーダーになりゃよかったじゃん」
「ダメダメー、あずさがリーダーだと1年生が怖がっちゃう」
「ちょっとスーちゃん、どーいう意味よ!」
「……あずさ、俺も怖ぇ。」
「おいこら!」
「……ほら、怖ぇ。」
3年生のやり取りに、怯えていた男子たちも笑い出す。
多分、3年生はみんな仲がいい。
フワリくんとあずりん先輩だけじゃなく、みんな。
だけど二人は、みんなよりもっと仲がいい気がしてしまうのはなんでだろう。
名前で呼び合ってるから?
一緒にいることが多いから?
距離が、近い気がするから、かな。


