4つくっつけている机の私の右隣のイスを引き、フワリくんがそこに座った。
な……ぜ……。
いきなりの2人だけの時間に、どうしていいのかわからない。
突然作られたこの空間に、ドキドキと混乱が入り乱れてすごい状況。
隣に座ったフワリくんは、机に置いてあるミサンガの作り方の本を手にとり読みだした。
物珍しそうに読むその横顔を見たいけど。
そんなこと、できない……
私は一生懸命平常心を装ってミサンガ作りを続けるけど、手が震えて全然ダメ。
ただでさえ下手っぴなのに、フワリくんが隣にいるだけで手が動かない。
右隣に意識が集中して……震える……
どうし、よう……
私の気持ちなんて知るはずもないフワリくんが、近くに置いてあった材料を手に持った。
フワリくんは無言のまま、本の説明を見ながらミサンガを作っていく。
つく、れるのかな……
気になって、フワリくんの手をチラチラと盗み見を繰り返す。
指、きれい……
長くて細くて……でも女の人とは全然違う指。


