「じゃ~ね~。」
「ばいばい。」
校門の前で少し話してから茉莉香ちゃんと別れる。彼女はバス、私は電車なので帰りは別々だった。学校から歩いて5分程の駅に着いて定期を取り出そうとするが見当たらない。
「え、嘘・・・学校かな。」
そう言えばお昼休みに中庭の人気の場所でお弁当を食べる為に急いでお弁当を取り出したら定期入れが床に落ちて、慌てて机にしまったような気がする。
学校に戻って教室のドアを開けるとすぐ目の前の席で綿星くんが寝ていた。他には誰もいない。彼は気配を感じたのか薄く目を開け、私の姿を認めるとゆるりと起き上がった。
「ばいばい。」
校門の前で少し話してから茉莉香ちゃんと別れる。彼女はバス、私は電車なので帰りは別々だった。学校から歩いて5分程の駅に着いて定期を取り出そうとするが見当たらない。
「え、嘘・・・学校かな。」
そう言えばお昼休みに中庭の人気の場所でお弁当を食べる為に急いでお弁当を取り出したら定期入れが床に落ちて、慌てて机にしまったような気がする。
学校に戻って教室のドアを開けるとすぐ目の前の席で綿星くんが寝ていた。他には誰もいない。彼は気配を感じたのか薄く目を開け、私の姿を認めるとゆるりと起き上がった。



