なんて言われて、泣き顔のまま笑った。


でも……。


伊藤エマ!!


私は暗闇の中にエマの顔を描き、それをキッと睨みつけた。


エマのチョイスした男たちが偶然『いい人』だからよかったものの、そうじゃなかったら、今頃私はどうなってたの?


そう考えると、胸の奥が沸騰したように怒りで燃える。


絶対、許してなんかやるもんか――!!