そして、向日葵の通う大学には、清美お姉ちゃんがいる。


これはもう、偶然で済まされるようなものじゃない。


「なにか、隠してるんでしょう?」


まっすぐに、お姉ちゃんを見つめる。


すると、お姉ちゃんは観念したように、そっと口を開いた――。