愛して、芹沢さん

芹沢さんがどれだけ忙しくしているのかが。



仕事に手一杯で、自分のことまでできる時間はないんだろうな。




テーブル上の書類を片付ける芹沢さんを横目に、わたしはソファに散乱している洋服たちを畳む。


「莉央ちゃんっ、そんなことしなくていいから……ごめんね。いい大人が笑っちゃうよね」



そう言った芹沢さんの表情はどこか苦しそう。



「笑ったりしません。芹沢さんが多忙なのは知ってますし。それに、こういう一面を見れて嬉しいです」


「え、___」


「芹沢さんも人間なんだな〜って…あ、すみません」




わたし、今余計なこと言ったよね。


てか失礼なこと…。




「よかった。少し距離取ってて」


と言った芹沢さんに首を傾げる。