愛して、芹沢さん

乗り込むなり、そう尋ねてきた芹沢さん。



っ……ち、近い。


隣に座る芹沢さんとの距離が近すぎて、息することさえも忘れてしまう。



「莉央ちゃん?」


「は、はいっ」


「もしかして、また緊張してる?」


「……緊張、してます」



こんなの緊張しない人なんているの?




そんなわたしとは反対に、芹沢さんはいつも余裕そう。


その余裕さに少しだけ凹む。



「莉央ちゃん、僕の家来ない?」


「えっ!?、___」


「変な意味じゃないよ?緊張ほぐれるのは家かな〜って。適当にデリバリーでも頼んで、ゆっくり話せないかな?」





話す…そうだ。


わたしは言わないといけないことがある。