愛して、芹沢さん

さっきの冷めた視線は仕事の迷惑とかじゃない。

あれは、確実に恋敵に向けた視線だった。



芹沢さんがモテることは気づいていたけど、改めて思い知らされた。



これは彼女になった人は大変だろうな。




なんて思いながら待っていると、目の前に一台の車が停まった。



この高級外車、見覚えがある。



「莉央ちゃんお待たせ。中で待っててくれてよかったのに。暑かったでしょ?」


「大丈夫、です」


「そ?じゃ、行こっか」



車に近づくと、真木さんがドアを開けてくれた。




この車に乗るのはこれで2回目。


また乗ることになるとは…。




「莉央ちゃんはもうお昼食べた?」